福岡県 浄念寺にて、「お釈迦様の一生」をテーマにステンドグラスをデザイン、設計しました。女性視点の建築デザインで、店舗の空間をプロデュースします！

時間帯により、さまざまな優しい光が
訪れた方々に降りそそぎます。

「地域の皆様へのお返しに何かをしたい」
というご住職の相談から、本堂にステンドグラス制作のご提案をしました。

テーマは、「お釈迦様の一生」。

ご住職のお好きな平山郁夫の世界観を大事にしました。

窓から入る自然光は窓の場所や光を取り込む時間によってさまざまです。
差し込む光を表現するため、透過の少ないガラスすきまに透明度100％のガラスを入れることで木漏れ日を表現したり、水辺のキラキラとした光を表現しました。

物語のはじまりから最後まで、色の選定には色彩心理学も取り入れています。
これは、よりお釈迦様の心情を見る人に伝え、ストーリー性をよりリアルに、エネルギーの動きを色で表現し、同時に目線の動きもコントロールしています。

静かなところは青や紫で表現し、エネルギーが高まるにつれて赤に上っていきます。
最後はお釈迦様の袈裟の赤色が弟子たちに宿っていくよう袈裟に赤色が飛んでいくようにデザインしました。