CSR
(Corporate social responsibility)
企業の社会的責任
多様な人材が活躍する社会を目指して
AIとARを活用した人材育成サポートツールの開発
建設業界は現場で働く人のうちの95%が男性と言われており、
約35%が55歳以上のベテランで、29歳以下の若者は11%と年齢的な偏りも大きいです。
まちづくりを行うこの業界で多様な人材が働き続けられることが
ダイバーシティな社会をつくると考え、私たちの女性活躍のノウハウを含めた
知識型AIやARでの遠隔通信技術を活用した人材育成サポートツールを産学連携で開発しています。
経験豊富な技術者の知識やノウハウを女性や若者など、まだ経験が少ない人に
時間や場所に縛られることなくサポートすることで、これまでの様に現場で長時間働くことが難しい
高齢の方の活躍の場も広がります。
デジタルの力で、新しい建設産業を目指します。
ダイバーシティ経営
ダイバーシティ経営とは、企業が多様な人材を活かし、能力を最大限発揮できる機会を提供することでイノベーションを誘発し、 価値創造を実現する経営手法のことです。
ゼムケンサービスでは、ダイバーシティ経営の一環として女性活用に力を入れており、 女性が働きやすい環境をつくるためのワークライフバランスの実践と、 業界に女性力を取り入れるため女性リーダーの人材育成に力を入れています。
ワークライフバランス
ゼムケンサービスでは、ワークライフバランスを「各自の仕事と生活の相乗効果として経営に独自性と高付加価値をつくること」としています。
ワークライフバランスの実践によって、相互に助け合う“おたがいさま”の企業風土が生まれ、チームで仕事をすることは質の向上にもつながります。
2013年、建設業界では初となる内閣府『女性のチャレンジ賞』を受賞しています。
また、2014年春には、「ワークシェアリングによる家事や育児など時間的制約のある女性でも活躍できる職場環境の実現」、 「5年で売上高・利益とも倍増を実現」などにより、『ダイバーシティ経営企業100選』にも選ばれました。
ワ-クシェアリング
働きやすい職場環境を整えるため、各種福利厚生の整備や、ITを用いた情報共有などさまざまな取り組みを行っています。
・Zm‘kenノート
自社の人材育成ツールとして。2005年より、Zm’ken赤本、Zm’ken手帳、Zm’kenノートと形態を変えて制作してきました。
きっかけは、時間のない母親である当時二級建築士の社員が、籠田代表の言葉をメモに書き、束にして持っていたことです。帰りのバスの中で繰り返し読んでいることから、冊子にしたのが始まりです。
内容で特筆すべきは10年ビジョンです。毎年書き、新年の会議で全員共有しています。
最初は、家族のことばかりで自分の夢やビジョンを持てなかった母親一級建築士も、現在では大きなビジョンをかけるように変化してきました。
・マネジメントフォーム
ワークライフバランス・ワークシェアリングを経営戦略としてとらえたことでそれらの仕組み作りが業績アップにつながっています。
それらが女性社員の自信にもなり、継続して働く意欲につながっています。
それらを実現する仕組みとしてZm’kenノートにも記載しており、継続して更新、刷新しているマネジメントフォーム・デザイン提案フォーム等を使用しています。
工務店の女性リーダー育成
業界の弱みを女性力で強みに!
工務店を対象に、会社・地域・建設業界の「女性リーダー」を育てる「女性管理者研修」を行います。
建設業界で弱みとされているコミュニケーション力や企画力、人材育成力は女性の能力を目覚めさせることで強みに変えることができます。
本事業では企業や社会に眠っている女性建築士やデザイナー等の女性力を建設業界でビジネスに活かしていくためのセンスや能力を学びます。
女性のマーケティング力はワークライフバランスを実現することで建設業に活かすことが出来ます。 女性が働きやすい経営、ワークライフバランスが実現できる社風や仕組みなど、チームビルディングで全社経営するための女性リーダーを育成し、 建設業界の活性化を行います。
また、”ものづくり力”に”女性力”が加わることで職人の技術を守り、未来の子どもたちに日本の伝統技術を継承していきたいと考えます。
五感設計
五感設計は、従来の視覚先行のデザインの世界に、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった知覚感覚を統合した新しいデザイン・設計手法になります。元来、嗅覚や聴覚の認知が鋭い女性の視点を活かした、差別化戦略の一つであり、商標登録済みです。
4象限マトリクスを使い感性を見える化し、各感覚を串刺し上に統合し、同一のイメージを持つデザインを各感覚に対して行っていきます。
4象限マトリクスはものさしとして利用でき、デザイナーのデザインセンスアップにも役立ち、見える化することで他者と共有できるため、チームでのワークシェアリングや、お客様同士の物事の決定材料にもなります。